その昔、人間は地上に住んでいたと言います。
この都も、地上にあってはジュノーと呼ばれていた街だったと言います。
地上では、人は富と名声を求め、魔族との戦いに明け暮れていたといいます。
そんな人々の欲望が、ある悪しき存在を生んだのです。
それは、ボットと呼ばれる、心を持たない存在であったと言います。
彼らは、瞬く間に増殖し、地上はボットに埋め尽くされたと言います。
自らの欲望が生んだ存在によって、ついには人間は
自らの居場所すらも追われてしまったと言います。
そして、一部の人間が、この空中都市ジュノーを、はるか天高くに移動させ
ボットのはびこる地上から脱出したと言います。
しかし、人はどこに来ても変わらなかったと言います。
彼らは、このジュノーという限られた世界の中で、
自らの利益を願いました。
ジュノーには、彼らが生きていくのに十分な資源があったにも関わらず
彼らはそれを奪い合い、血で血を洗う戦いを繰り広げたと言います。
そして、彼らは争い戦火によって
ジュノーを不毛の大地へと変えてしまったと言います。
そして、もともとは十分な食料も、資源もあったにも関わらず
ジュノーに住まう人間は、憎しみあいながら、餓えて死んでいったと言います。
・・・今は、人がいなくなって、こんなにも美しく木々が生い茂っています。
人とは、自然にとっては敵なのかもしれませんね・・・。
と・・・そんな事を話しても無駄ですか。
ついに、ここまで来たのですね。
主を失ってもなお、戦い続ける魂無き者よ。 |